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KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 サテライトイベント KG+ 「流れる景色、さまよう目」

2021.09.18 - 2021.10.17

開場時間
12:00~19:00
休場日
水曜日
入場料
無料
会場
サテライトスペースDemachi
出品作家
澤田 華、ヤマガミユキヒロ
主催
京都精華大学
協力
叡山電鉄株式会社、Gallery PARC
企画
伊藤まゆみ(京都精華大学展示コミュニケーションセンター特任講師)
グラフィックデザイン
芝野健太

チラシダウンロード(PDF)

概要

京都精華大学は、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭サテライトイベント KG+として、映像/写真表現を扱う本学出身アーティスト、澤田華とヤマガミユキヒロを紹介します。
澤田華は、撮影者が意図しなかったものまで写してしまう「機械の目」としての写真の特性に着目し、写真や映像を中心に、立体、インターネットなど様々なメディアを用いた作品を展開しています。ヤマガミユキヒロは、鉛筆や墨などで描いた風景画にプロジェクターによって同一視点の映像を投影する「キャンバス・プロジェクション」という独自の手法で、様々な風景の光や時間の移ろいを描き出しています。
本展では、澤田は、デジタルカメラで撮影した風景を繰り返しズームアップして細部から細部へ移動した後、消去するさまを記録した映像作品などの新作を発表します。ヤマガミは、本スペースに隣接する叡山電車出町柳駅を含め、沿線の取材を行い制作した新作のほか、駅や京都市内の風景をモチーフにした作品を展示します。
「流れる景色、さまよう目」とは両者の作品に共通して現れる視点を示唆しています。今、この目の前を通過していく景色は何なのか。私たちは何を見ているのか。気づきと問いの旅の始まりです。

作家プロフィール

澤田 華|Hana Sawada
1990年京都府生まれ、同地在住。2014年京都精華大学芸術学部メディア造形学科版画コース卒業。2016年同大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。主な展覧会歴に、「夏のオープンラボ:澤田華 360°の迂回」(広島市現代美術館、2020)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知芸術文化センターほか、2019)、「見えないボールの跳ねる音」(Gallery PARC、京都、2018)、受賞歴に「群馬青年ビエンナーレ2019」(奨励賞受賞)、「写真新世紀2017年度・第40回公募」(優秀賞受賞)など。


《Gesture of Rally #1902》2019


《避雷針と顛末》2020 撮影:花田ケンイチ

ヤマガミユキヒロ|Yukihiro Yamagami
1976年大阪府生まれ、同地在住。2000年京都精華大学美術学部洋画コース卒業。近年の主な展覧会に、「鴨川の印象」(京都府立文化芸術会館、2019)、「印象の遠近」 (Gallery PARC、京都、2019)、「NGVトリエンナーレ」(ビクトリア国立美術館、メルボルン、2017-2018)、「土木展」(21_21 DESIGN SIGHT、東京、2016)、「光の庭」(京都府立陶板名画の庭、2016)、「テンプス・フーギット -大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点」(アサヒビール大山崎山荘美術館、京都、2015)など。


《Platform No.1,No.2》2012


《鴨川の印象》2019

リンク

KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭サテライトイベント KG+
http://kyotographie.jp/kgplus/2021/exhibitions/index.html

【展覧会会場風景動画】
KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭サテライトイベントKG+「流れる景色、さまよう目」/ Installation views of “Flowing Scenes, Drifting Gazes”
https://www.youtube.com/watch?v=FAiR6z1lu_s&t=3s