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2023.02.06

香老舗 松栄堂にてマンガ学部カートゥーンコース3年生 森重裕貴さんが作品を展示しています

マンガ学部カートゥーンコース3年生 森重裕貴さんが香老舗 松栄堂薫習館にて作品を展示しています。ぜひご覧ください。

©森重裕貴

中:《童子》2022-2023年 アクリル絵具、油絵具/162.1×130.3 cm

宇治の山に住まう精霊。落ち着きがなくそわそわとしていて、よく宇治の山から姿を消す。姿を消して向かう先はゲームセンターで、子供の姿に化けてゲームをしている。時折子供に話し掛けられるが、会話をするのが苦手で、奇妙な笑みを浮かべてそそくさと逃げてしまう。気に入ったゲームを見つけると、人の見ていない隙にお腹の中にパクっと入れて持ち帰る。しかし、電源の繋がっていないゲーム機が機能するはずはなく、童子は悲しみに打ちひしがれる。が、翌日になるとけろりとして、また同じことを繰り返す。ちなみに、ゲーム機を慌てて持ち帰るため、過って人まで呑み込んでしまう場合があり、呑み込まれた人は消化されて童子の栄養分になってしまう。

左右:《小童子》2022-2023年 ソフトパステル 6点/φ20 cm、φ25 cm、φ30 cm

童子の子供たち。各々に変わった個性を持ち、それを反映して独特の色模様を身につける。まだ姿形をもたないが、数百年の修練を経て、童子のような容姿になる。ただし、成長しても精霊に成れるとは限らず、自我を失って自然に還るのが大半である。

会 期 202323()
時 間 10001700
会 場 香老舗 松栄堂 薫習館1F(〒604-0857 京都市中京区烏丸通二条上ル東側)
入館料 無料

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