展覧会Exhibitions
OPEN THE [KAN]
2024.09.27 - 2024.10.06
- 開場時間
- 11:00~18:00
- 休場日
- 日曜日(但し、10/6(日)はオープンキャンパスのため開場)
- 料金
- 無料
- 会場
- 京都精華大学ギャラリーTerra-S
- 出品作家
- 寇薇佳、徐子航、ヌルール・シュハダ、馬真鈺、馮逸萱、陳文ウィ、辻大輝、蛯原妃南
- 主催
- 京都精華大学大学院 芸術研究科 映像領域
概要
本展覧会は京都精華⼤学⼤学院芸術研究科映像領域に所属する学⽣8名によるグループ展です。展覧会のテーマ である「Open The KAN」は「可能にする、 道を開く」を意味する “Open the door” と「感覚」 を示す “KAN” を組み合わせた、「新しい感覚を獲得する」という意味の造語です。私たちは普段、メディアアートの領域で作品を制作しています。素材・ツール・⽀持体としてデジタル・テクノロジーを駆使していく中で、これらを⽤いて身体の拡張を試みているのではないかと考えました。いわば真新しい感覚を開き、これまで持っていた固定概念を覆したり、肉眼で⾒えている物事を、異なった視点で形にすることが可能なのです。メディアアート作品による芸術的な探求を通して、デジタル時代において「KAN」にはどのような可能性が秘められているのか。この展覧会では、そうした問いへの挑戦を作品として提示します。是⾮ご⾼覧ください。
アーティストプロフィール
寇 薇佳|Kou Weijia
2021年北京服装学院メディアアート専攻卒業。
「The Forth International Art&Design Exhibition」(バルセロナ、2021)、「MI」(ギャラリーTerra-S、2023)、「プロジェクト企画演習2023成果展」(ギャラリーTerra-S、2024)。
光と人間の相互作用に着目し、光の影響を改めて認識させようとするインスタレーションを制作している。インタラクティブ装置、プログラミング、Computer Vision Artなどのメディアを使用している。
《微瞬の共振、未知からの繋がりへ》2024
LED、Arduino、樹脂、3Dプリンター、レーザーカッター
サイズ可変
《触知可能な未来の親密さ》2023
モーター、タッチセンサー、ステンレス、かつら、ミラー
サイズ可変
徐 子航 | Xu Zihang
2023年成安造形大学情報デザイン専攻卒業。
現在「既存物の脱構築」というテーマを中心に、目に見える現実世界の要素を再構成し、その背後にある概念や深い意味を持つ世界を探求することを目指し、立体造形とデジタルメディアの組み合わせを試みている。
2023年2月に、故宮博物院のサポートを受け、宋代の中国画「瀟湘奇観図」を再構成した映像インスタレーション作品「風雪 夜帰来」を京セラ美術館で展示。また、同年には、枯山水をモチーフに制作した作品「観・自在」を京都精華大学ギャラリーTerra-Sで展示。
《観/自在》
モニター、石、砂
サイズ可変
《風雪夜帰来》
プロジェクター、ガラス繊維、木
サイズ可変
ヌルール・シュハダ| Nurul Syuhada
2022年京都精華大学に研究生として入学。
以前は映像制作(モーション、ビジュアル、ポスプロ)を中心に様々なプロジェクトに携わっていた。
現在はボルネオのモチーフやアイデンティティの要素と組み合わせながら、新しい表現を探求し、インスタレーションやニューメディアアートの制作を深く追求している。
《Imprint; MOTIF》2023
インスタレーション(インタラクティブ)、デジタル
サイズ可変
《Listen;MOTIF》2024
サウンドインスタレーション、デジタル
サイズ可変
馬 真鈺|Ma Zhenyu
2017年西安美術学院視覚伝達学部卒業。
同年大手テクノロジー企業でUIデザイナーとして就職した。IT企業での就職をきっかけに、アートとテクノロジーに関する物事に関心を抱く。
社会問題をめぐって、アートとテクノロジーの間に新たな可能性や関係性を探究していく。
《OFFICE通信》
映像(フォーマットGIF)、1920×1080 pixel
《隙間の目線》
映像、1分10秒、1920×1080 pixel
馮 逸萱|Feng Yixuan
2021年江南大学デジタルメディアアート学部卒業。
アニメーションにおける個人感情に基づく共感の表現、単にアニメーションの物語性を示すだけでは不十分であり、物語を具象的な表現とするのではなく、抽象的な感情をより深く付與し、観客との感情的な共鳴を築き上げたい。
《手首のコブ》2022
アニメーション、After Effects、Procreate、紙、色鉛筆、オイルパステル、パステル
4分22秒
《踊り》2021
アニメーション、After Effects、Procreate
2分28秒
陳 文ウィ|Chen Wenwei
2023年四川美術大学デジタルメディア学部卒業。
学部四年間にUI、インタラクティブ作品、情報可視化、ゲームなどの作品を制作。
特に人と人のコミュニケーションに関心を持ち、インタラクティブ作品を通じて、ノンバーバルコミュニケーションを中心に制作する。
《情報遮断都市シミュレーション》2023
映像/ゲーム
《Information Cocoon》2023
ウェブサイト
辻 大輝| Tsuji Daiki
2024年京都精華大学芸術学部映像専攻卒業。
主にビデオ・インスタレーション作品を中心に制作。
《私の肌の上で》2024
ビデオ・インスタレーション、マルチチャンネル・ビデオ、布
サイズ可変
蛯原 妃南 | Ebihara Hina
2022年京都市立芸術大学構想設計卒業。
主に写真とアニメーションを組み合わせる手法で、予感を掻き立てるような世界観の映像作品を制作している。
《風邪》2020
写真にアニメーション
25秒
《生活》2021
アニメーション
4分54秒、サイズ可変(1:1)