タイトルの「エンギーン　ネッグ　ウッドル」は、モンゴル語で「平凡な一日」という意味です。

このシリーズの作品制作は2021年に始めました。京都の留学生活では、異なる言葉や文化だけではなく、日常で出会う植物や昆虫、気候などにいつも新鮮さを感じて楽しんでいます。異国の風土を楽しみながら故郷に思いを馳せ、自分自身の文化に対する新たな気づきが生まれました。

朝ごはんの塩入ミルクティー、乾燥した空気、草原、砂漠、羊、そこに住んでいる人の姿…私はいつも故郷への記憶やノスタルジーをテーマに、作品を制作しています。今回の展示ではデジタル作品、シルクスクリーン作品、発泡スチロールを使用した立体作品などで、遠い大地への旅のような空間を作りたいと思っています。

この展示をきっかけに自分自身の文化を紹介し、様々な文化を持った皆さんとの交流の場になることを期待しています。

HALIYAA