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小田隆展『人体×動物』/小田研究室大学院合同展示『けものばこ』

2022.05.10 - 2022.05.18

開場時間
11:00~18:00
休場日
5/15(日)
入場料
無料
会場
京都精華大学ギャラリーTerra-S
主催
小田研究室

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概要

小田 隆 展 『人体×動物』
Oda Takashi Solo Show “Figures and Animals”

大学教員になって15年になりますが、人体描写、美術解剖学を教える傍ら、学生とともにデッサンとクロッキーを繰り返し制作してきました。コロナ禍になってから、そのペースは大幅に落ちてしまいましたが、これまでに公開してないデッサンやクロッキーが、今も研究室に大量に保管されています。昨年からはほぼ等身大で描く油彩の制作も始めていて、こちらも今回、初出展となります。
この数年取り組んできた原寸大で描く動物の油彩のシリーズ、ウマ、ライオン、インドサイ、インドネシアシーラカンス、イリエワニの全てを一堂に展示します。
広々とした空間に大量のデッサンとクロッキーが、大画面の動物画が並ぶ様をご高覧いただけると幸いです。

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小田研究室 大学院生合同展示 『けものばこ』 

本展は、マンガ研究科の小田研究室に所属する府高航平、三浦麻乃、柳葉、パクジウ、張弘弢の大学院生5名による合同展示です。
平面作品を中心に立体作品や期間中に開催されるライブドローイングを加え、 小田研究室に所属する大学院生の作品を展示できる初の機会となります。

私たちの作品は常に自然界の動物や植物などに支えられています。
様々な作風や世界観を持った創作物を制作していますが、どの作品にも愛する生き物や自然現象に対する興味関心、日々の観察などの成果が現れています。

本展のタイトル「けものばこ」には、恐竜、植物、幻想生物、霊神までをも含む、大量のけもの達が一つの箱にぎゅうぎゅうに収められている様な密度の濃い展示をしたい、という思いが込められています。

どうぞごゆっくりご高覧頂けますと幸いです。

作家プロフィール

小田隆 ODA TAKASHI

1969年、三重県に生まれる。1995年、東京藝術大学美術研究科修士課程修了。油画と壁画を専攻する。1996年、この年に恐竜の化石の組み立てに参加したことから、復元画の制作を始める。1995年~現在、個展、グループ展を多数開催。1998年~現在、博物館のグラフィック展示、図鑑の復元画、絵本など多数制作。幅広い古生物学者たちとの交流の中で、科学的に資料に支えられるとともに、オリジナリティに富んだ作品群を生みだしつづけている。
京都精華大学マンガ学部マンガ学科キャラクターデザインコース教授

主な著書
2005年 絵本『ティラノサウルス』金の星社
2007年 絵本『アパトサウルス』ポプラ社
2008年 絵本『ヴェロキラプトル』ポプラ社 文:平山 廉
2008年 『恐竜の復元』学研 企画と代表作を掲載
2018年 『うつくしい美術解剖図』玄光社

http://www.studio-corvo.com/
twitter : @studiocorvo
facebook : studiocorvo
instagram : studiodartecorvo

《イリエワニ》2021

 

三浦麻乃 MIURA ASANO

マンガ家、イラストレーター
兵庫県出身
動物や架空の生物を好み、イラストやマンガ、立体、映像など多様な手法で自身の世界を表現します
マンガ研究科では架空の村で信仰されるモノノケについて創作しています

《山丑》2021

 

柳葉 LIU YE

中国杭州出身。浙江理工大学でファッションデザインを専攻しました。今はイラストレーターとして、オンラインショップでTシャツの模様をデザインしています。自然と魔女をテーマとして描いたイラストが多いです。

《Pumpkin Night》2021

 

府高航平 FUTAKA KOUHEI

古生物復元画家、イラストレーター
大阪府出身
博物館の展示イラストなど、主に古生物の復元画を多く描いています。
博物館で動物の骨格標本や剥製を製作してきた経験を元に、液浸標本となった胎児や、標本化された恐竜などのイラストを制作中。

《成熟したピナコサウルス》2022

 

パクジウ PARK JIWOO

イラストレーター
韓国ソウル出身
動物や植物をテーマで描いています。
擬人化されている動物を通して人間の姿をユーモアが
ある一枚の絵で表現しています。

《Firework》2020

 

張弘弢 ZHANG HONGTAO

中国山東省出身で、日本の特撮ヒーローと怪人が好き。
誰もが知っている、世界の偉人を原型とした怪人態のデザインをしている。

《黒鉄の菩薩》2021

ステイトメント

小田隆「Figures and Animals」+小田研究室大学院生合同展示「けものばこ」
執筆: 美術史家、京都精華大学大学院マンガ研究科准教授 松下哲也

展示風景