京都精華大学華道同好会は嵯峨御流のいけばなを中心に勉強する同好会です。今年の華展のテーマは「花織り」。私たちがいけばなを通して学んだ事、感じた事、花の強さ尊さ、何よりいけばなの良さをこの華展を観に来てくださった方々の心の中に織り込めたらという思いがこもっています。ギャラリーという普段とは異なる広い空間で、大型の壺や水盤などの花器を使い、2メートル近い竹を組んだり、花の直径が10センチ近くある植物40種からイメージや花態にあった花を考えながら選んでいきます。貴重な植物を数多く使うことで、植物による特性や扱い方の違い、生ける技術を学ぶことを目指します。いけばなに関わる文化や伝統による癒しと感動を、ギャラリーという展示の為に作られた空間の中で見つめなおし、高めて、私たちの全力を精一杯お伝えします。