展覧会Exhibitions
somesuch
2011.09.23 - 2011.10.15
- 開場時間
- 10:30〜18:30
- 休館日
- 日曜日
- 入館料
- 無料
- 会場
- 京都精華大学ギャラリーフロール(常設展示室+2階展示スペース)
- 主催
- 京都精華大学
概要
美術館やギャラリーへ足を踏み入れた皆さんの目の前に「何か」があったなら、あなたはそれをなんだと感じますか。多くの人はそれを、「作品(のようなもの)」だと感じるかもしれません。「何か」は、絵画だったり彫刻だったり映像だったり、ときにはどの家庭にもあるようなもの、はたまたごみ捨て場にあるもののように目に映ることもあるでしょう。
この展覧会は「ギャラリーフロール × MUZZ」プロジェクトの関連プログラムとして、「各自の制作テーマに沿い、これまでと異なる手法あるいは異なるメディアで、制作してください」というテーマのもと、プロジェクトの参加学生が制作した「何か(somesuch)」を展示しました。
各自の制作テーマをおいたところで、そもそもここに展示されている「何か」は、はたして「作品」なのでしょうか、「アート」なのでしょうか。それを「作品」/「アート」たらしめるのは、作家でしょうか、美術館やギャラリーでしょうか、それを目にした人でしょうか。
ギャラリーへ足を踏み入れたあなたが目にしているもの、それはいったいなんですか。
つくった人、みた人それぞれの立場から、「作品」について考えるきっかけになれば幸いです。
※「ギャラリーフロール × MUZZ」プロジェクト:京都精華大学の学生が「つくる」ことと「みる」ことについてMUZZのメンバーやゲストとともに考えながら、「みたことのないふつうの展覧会」をつくりあげていく年間プロジェクト。2012年2月、ギャラリーフロール全館で参加学生による展覧会を開催します。
プロジェクト参加学生
制作者名 | 題名 | 技法・材質 |
---|---|---|
池田真子 | The Plastic People | スクリーンプリント |
石井誠 | Prisoner | 木、粘土、針金、アクリル |
岩永侑香里 | 原点回帰 | 紙、紙粘土 |
鹿毛倫太郎 | 秩序と混沌、生と死と、 | 石膏 |
岸本洋平 | 雲をおひとつ | アクリル絵具、油性ペン、パネル |
髙橋愛実 | mustache♀ | 鏡、ペン、透明水彩 |
竹内祥訓 | 悔しさ | シルクスクリーン、アルミ貼合紙 |
谷村諒 | in the sea | リアック染料、パラフィン、木蝋、クレヨン |
鳥彦 | 鳥の仮面 | 石膏粘土 |
森綾花 | よひうし | 鉛筆、羊皮紙 |
勇内真美 | 記憶 | ポリマー版画、アニメーション(1分30秒) |
渡辺望未 | landscape – 黄から青 | 紙、不透明水彩 |
「MUZZ(マズ)」とは
芸術活動の可能性を探るため2002年より活動。その実践的な場として、オルタナティブ・スペース「MUZZ PROGRAM SPACE」を運営(2003〜2010年)。作品制作の段階から展示方法まで、作家とマズのメンバーが一緒に話し合い展覧会をつくりあげる方法で、現在は企画をおこなう組織として活動しています。MUZZの企画「徳重道朗 “Is dance sunda zans?”」(7/23〜9/11)を、ハイネストビル1階(京都市左京区)で開催。