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展覧会Exhibitions
自然と造形の展覧会『れん』
2017.11.03 - 2017.11.04
- 開場時間
- 10:00~18:00
- 入館料
- 無料
- 会場
- 京都精華大学ギャラリーフロール
- 主催
- 京都精華大学嵯峨御流華道同好会
概要
いけばなは、人と自然とを結ぶ芸術です。 古より人は懸命に咲く美しい花を見たときに、その姿を愛おしく思い手元にとり、多くの人に見てもらいたいと思ってきました。
自然から切り離され生きている現代人の根底にもそんな気持ちが残っています。
美しい自然の造形を人の手と技を通してさらに美しく見せるために、私たちは日頃から鍛錬を重ねています。
いけばなは、いつの時代も伝統と技術を学びながらも、より新しい表現を模索し、芸術、文化として洗練されてきました。
すべてが、インスタントで複製可能な時代だからこそ、
一度きりの自然の姿の美しさ、命の芸術に目を向けていただきたいと思います。
「蓮」 泥の中から顔を出す1輪の清らかな蓮の花。
「連」 脈々と連なり受け継がれてきた美意識や技。
「練」 鍛錬して精神や技をみがき習熟させることでしか作れない美しさ。
3つの異なる言葉のイメージから「れん」というタイトルをつけました。
出品作家
京都精華大学華道同好会
私たち華道同好会は小滝悦甫先生の指導のもとで、嵯峨御流という流派を学んでいます。
学内での展覧会を始めて今期で20周年を迎えました。
いけばなという形をとりながら、植物の個性を活かし自分の表現に繋げていくよう普段から心がけ取り組んでいます。
私たちが疑うことなく信じている『人と自然を結ぶ芸術・いけばな』の可能性を1人でも多くの人に見ていただければ幸いです。