トップページ > 展覧会情報:過去の展覧会 > 「ourselves」展
展覧会Exhibitions
「ourselves」展
2007.05.24 - 2007.06.03
- 開場時間
- 休館日
- 無料
- 入場
- 無料
- 会場
- 京都精華大学ギャラリーフロール
- 主催
- madoca (徳満真登香)
概要
私は高校二年のときに写真に目覚め、同時に森山大道の写真に出会い衝撃を覚え、ますます写真の魅力にはまっていった。そこから同級生の友人を被写体にし、17歳のあどけない顔と、危うさを写真に残したくて撮影をした。同い年だから見せてくれる表情や、カメラの前だからこそ見せてくれる顔に魅了され、写真というものの色っぽさに惹かれてから、二年。19歳になったいまの私が撮った写真と、17歳の時に撮った写真を展示している。
たくさんのシャッターをきり、たくさんの失敗と、壁にぶつかりながら、写真のことが分かったり、分からなくなったりとの、繰り返しだった。しかし、こんな私に熱い視線を向けてくれる被写体の子がいたのだ。私の撮影技術も、ままならないなかで付き合ってくれ、レンズ越しに見つめあった時間は本物だとおもっている。
この写真展は私が20歳になるまえにどうしても開いておきたかった。いままで私が生きてきて、いかに人に支えられ、傷つけ、愛し、愛され、歩いて来たのかを、確認して心にとめておきたかったのだ。
できる限り嘘はつきたくないし、できるかぎり、真っ直ぐに生きていく。ぶれながらも、惑わされ、けなされながらも、それでも前を向き続けたい。たくさんの苦しみと、切なさと、大人になってゆくもどかしさ。いつか忘れているかもしれないような決意。
私の周りで私を支えてくれた貴方。手はつなげないかもしれないけど、遠くから見守っている。すべては皆、私達自身から始まる。そう信じている。
madoca
出品者プロフィール
1987年生まれ
京都精華大学 人文学部 社会メディア学科2回生
- 2004年
- 写真を始める
- 2005年
- ホワイトキューブKYOTO「フォトコンテスト 2005」大賞受賞(審査員:森山大道・ハービー山口)同時に 受賞記念写真展を開く写真集「36.5℃」制作
- 2006年
- 写真雑誌「PHaT PHOTO」掲載
- 2007年
- 京都精華大学ギャラリーフロールにてourselves写真展を開く