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展覧会Exhibitions

石の脱皮‐生と死/ヨーロッパ墓碑拓本展

2005.01.06 - 2005.01.16

開場時間
10:30〜18:30
休館日
水曜日
入場
無料
会場
京都精華大学ギャラリーフロール
主催
ヨーロッパ墓碑拓本展実行委員会、京都精華大学芸術学部版画専攻

概要

近年、印刷技術はコンピュータやデジタル機器の目ざましい発達により急激な変貌をとげつつある。これ等の新しい複製印刷システムの開発は人類史の中でも革命的な事件であり、これからの世界の文化に重大な影響を与えることも確実だろう。

このようなデジタル時代に版画教育の部門にたずさわる私は再び東洋に伝わる版画の原初的手刷り拓本に光をあててみようと思う。

2001年に始まった私の提案する拓本プロジェクト<石の脱皮/生と死>はドイツの町クレ-クリンゲン・ヘルゴット教会の石畳として使われている墓碑群(14世紀ー17世紀)や人々から忘れられつつあるチェコ、シャッホフのユダヤ人墓地(17世紀後半ー20世紀)などに残る貴重なヨーロッパ墓碑デザイン文化の保護運動に協力することであり、拓本技術を活用して危機的な墓碑を今のうち記録保存することである。又これらの拓本展をヨーロッパの教会内や公共施設で公表することにより人々の関心を高める社会的な意味もあるだろう。展示方法は従来の壁面を使った額そうされた版画の展示方法をとらず、拓本を壁面から離れた空間に浮遊したかたちでインスタレーションすることにより、見学者は拓本と一体化された空間を体験できるわけだ。人の声や動作等から生まれる空気の変動、又自然の風や冷暖房機器などから生み出される空気の変動等が薄い美濃和紙に刷られた墓碑拓本を動かし、中世の死者達の記憶が21世紀の展示空間内で再び紙の上に脱皮し復活するわけだ。

ヨーロッパ墓碑拓本展実行委員会代表 長岡国人

出品作品より

Exhibition Konstakademien / Stockholm 2003
〈Steinhätung/Leben und Tod〉
「石の脱皮/生と死」ストックホルム展示風景 2003年