展覧会Exhibitions

NO FUTURE

2003.10.30 - 2003.11.11

開場時間
10:30〜18:30
休館日
水曜日
入場
無料
会場
京都精華大学ギャラリーフロール

概要

今回の展覧会のテーマである「No Future」これは決して破滅的な意味ではない。
常に一瞬一瞬であり“今”しかないという意味での「No Future」なのだ。
個人が生きていく中で様々な場面で決断をせまられる、そして決断の連続が個の在り方、
存在(実体、性質、時、場所)を成り立たせる。従って決断には慎重になるのが当然なのだが、
重要なのは、その時に決断を下そうとしている問題に対して疑いの目を持てるかどうかである。
もしかすると決断などする必要のない問題かもしれない。
次々と現れる問題を疑わずに受け入れて、どう答えるかだけに神経をすり減らしてないだろうか。
そこにある問題だけに答えていれば合理的に先に進むかもしれない。
しかし、急いで目的地に辿り着いても別にそこに何かがあるわけではない。
やはりそこにはただ自分が立っているだけだ。辿り着くまでの過程がその場所を変える。
(何を見てきたのか?)(何を知っているのか?)
そこで我々5人の作家は問題構成を試みる。(どう答えるかではなく問題自体をどう問うのか?)
よってこの展覧会は明確なメッセージがあるわけではないし「No Future」などといって
表層的に「アーティスト」を気取り、意義、主張、感情をぶつけるような真似もしたくない、
ただ結果として自分達は美術の道を選び、「“今”その場所」で物を見て、物を考え、抱えた問題に
張り巡らした疑念を見てもらいたいのだ。 「最後は理屈を超えて笑う。」

「No Future」主催者一同

出品作家

坂川守、寺島康平、宮崎敬三、家鋪将之、夢児

関連企画

11月1、2、3日(京都精華大学 学園祭期間)
出品作家によるパフォーマンスを含むライブイベントをギャラリー前にて開催